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政治・外交

2025年05月08日

「プーチンの判断ミス」で国家の危機に...NATOに裏切られた屈辱的な記憶

宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問)

「プーチンの判断ミス」で国家の危機に...NATOに裏切られた屈辱的な記憶

「プーチンの判断ミス」で国家の危機に...NATOに裏切られた屈辱的な記憶

宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問)

ロシアによるウクライナ侵攻を巡っては、「NATOの東方拡大がプーチン大統領の疑心暗鬼を招き、侵攻を誘発した」という見方がある一方で、「プーチン大統領の戦略的判断ミスがロシアを弱体化させる」という分析も存在する。西...

2025年05月02日

イスラエルは世界で最も誤解されている国? 根拠がない「ユダヤ陰謀論」

宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問)

イスラエルは世界で最も誤解されている国? 根拠がない「ユダヤ陰謀論」

イスラエルは世界で最も誤解されている国? 根拠がない「ユダヤ陰謀論」

宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問)

パレスチナでの紛争が連日報道される中で、イスラエルは時に「ユダヤ至上主義を実践する、中東の混乱要因」として批判されている。この言説は、果たして実態を捉えているのだろうか? 本稿の冒頭では、イスラエルの情勢...

2025年04月28日

「習近平の独裁体制は万全ではない」中国経済の停滞が招きうる突然の政治変化

宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問)

「習近平の独裁体制は万全ではない」中国経済の停滞が招きうる突然の政治変化

「習近平の独裁体制は万全ではない」中国経済の停滞が招きうる突然の政治変化

宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問)

現在の中国に対して「経済のメルトダウンが始まっている」、「習近平の独裁体制に対する不満が高まっている」などといった分析が散見される。これらの言説は果たして実態を捉えているのだろうか? 本稿の冒頭では、中国の...

2025年04月22日

移民国家では「社会の分断は真新しいものではない」 アメリカ国内の現状

宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問)

移民国家では「社会の分断は真新しいものではない」 アメリカ国内の現状

移民国家では「社会の分断は真新しいものではない」 アメリカ国内の現状

宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問)

現在のアメリカでは、社会の分断が深刻化しているという指摘や、「ディープステートが存在している」などといった陰謀論もささやかれている。急速に変化するこの国で、一体何が起きているのか? そして、これらの言説の真相は...

2025年01月24日

東京都のDXを率いる宮坂学氏の「シン・技術立都」実現に向けた挑戦

宮坂学(一般財団法人GovTech東京理事長/東京都副知事)

東京都のDXを率いる宮坂学氏の「シン・技術立都」実現に向けた挑戦

東京都のDXを率いる宮坂学氏の「シン・技術立都」実現に向けた挑戦

宮坂学(一般財団法人GovTech東京理事長/東京都副知事)

写真提供:GovTech東京 いま求められているのは「エンジニアリング思考」だ――。東京都のDXを主導する宮坂氏が、「デジタル人材」の条件と新たな改革への覚悟を語る。 聞き手:編集部(中西史也) ※本稿は、 『Voice...

2025年01月17日

新しい政界再編の軸はこれだ! 保守・リベラルを超える大同団結への道

泉房穂(前明石市長),福田充(日本大学教授)

新しい政界再編の軸はこれだ! 保守・リベラルを超える大同団結への道

新しい政界再編の軸はこれだ! 保守・リベラルを超える大同団結への道

泉房穂(前明石市長),福田充(日本大学教授)

かつて失敗に終わった1993年の細川連立内閣、2009年の民主党による政権交代。「脱・自民党」はなぜ実現しなかったのか。政界再編を望む有識者が、新しい政治の争点について議論を交わす。 ※本稿は、 『Voice』 2025年1月...

2025年01月14日

国民のお金はどこへ消えたのか?「生活の安心を提供する」政治

泉房穂(前明石市長),福田充(日本大学教授)

国民のお金はどこへ消えたのか?「生活の安心を提供する」政治

国民のお金はどこへ消えたのか?「生活の安心を提供する」政治

泉房穂(前明石市長),福田充(日本大学教授)

金権腐敗と与野党の野合、国民の生活を無視して利権が牛耳る官僚政治。失われた民主主義の規範はどうすれば取り戻せるのか。新たな政治モデルをめぐり、かつて社会民主連合の活動に身を投じた2人が熱く語り合う。 ※本稿...

2025年01月07日

第二次世界大戦から崩れ始める「戦争の姿」徐々に減少した主権国家間の紛争

荒巻豊志(東進ハイスクール講師)

第二次世界大戦から崩れ始める「戦争の姿」徐々に減少した主権国家間の紛争

第二次世界大戦から崩れ始める「戦争の姿」徐々に減少した主権国家間の紛争

荒巻豊志(東進ハイスクール講師)

第二次世界大戦以降、"戦争=主権国家同士の争い"の原則は崩れ、徐々に戦争の姿は変化し始めたという。東進ハイスクール講師の荒巻豊志氏による書籍 『紛争から読む世界史』 より解説する。 ※本稿は、荒巻豊志...

2025年01月06日

『孫子』は日本人に向いていない? 研究者が明かす「孫子に適した国」とは

海上知明(NPO法人孫子経営塾理事・日本経済大学大学院政策科学研究所特任教授)

『孫子』は日本人に向いていない? 研究者が明かす「孫子に適した国」とは

『孫子』は日本人に向いていない? 研究者が明かす「孫子に適した国」とは

海上知明(NPO法人孫子経営塾理事・日本経済大学大学院政策科学研究所特任教授)

世界最古の兵書・『孫子』。戦略論の王者といわれる孫子の兵法は、つねづね「戦略観がない」とされる日本人の思考法を変えられるのか。『孫子』と古今東西の合戦・戦争を長く研究してきた著者が、近著 『戦略大全 孫子』 より...

2024年12月27日

『孫子』は誤解されてきた...「孫子の兵法」を実行しながら天下を取れなかった武田信玄

海上知明(NPO法人孫子経営塾理事・日本経済大学大学院政策科学研究所特任教授)

『孫子』は誤解されてきた...「孫子の兵法」を実行しながら天下を取れなかった武田信玄

『孫子』は誤解されてきた...「孫子の兵法」を実行しながら天下を取れなかった武田信玄

海上知明(NPO法人孫子経営塾理事・日本経済大学大学院政策科学研究所特任教授)

世界最古の兵書・『孫子』。いわゆる「孫子の兵法」が広く知られるが、実態は謎が多いうえ、必ずしも実用的な内容とは限らない。『孫子』と古今東西の合戦・戦争を長年、研究してきた著者が、近著 『戦略大全 孫子』 より実例...

2024年12月26日

反移民感情に「雇用問題は関係ない」 排外主義に結びつく非経済的な要因

荒巻豊志(東進ハイスクール講師)

反移民感情に「雇用問題は関係ない」 排外主義に結びつく非経済的な要因

反移民感情に「雇用問題は関係ない」 排外主義に結びつく非経済的な要因

荒巻豊志(東進ハイスクール講師)

移民の増加に伴い、ヨーロッパを中心に広がる排外主義。その背景には何があるのか? 東進ハイスクール講師の荒巻豊志氏による書籍 『紛争から読む世界史』 より解説する。 ※本稿は、荒巻豊志著 『紛争から読む世界史』 (...

2024年12月23日

ヒンドゥー至上主義が台頭するインドで「ナチスが礼賛されている」背景

荒巻豊志(東進ハイスクール講師)

ヒンドゥー至上主義が台頭するインドで「ナチスが礼賛されている」背景

ヒンドゥー至上主義が台頭するインドで「ナチスが礼賛されている」背景

荒巻豊志(東進ハイスクール講師)

現代のインドで台頭するヒンドゥー至上主義。それに伴って、"イスラームがインドを裏で支配している"といった陰謀論的思考が広がりを見せているという。東進ハイスクール講師の荒巻豊志氏による書籍 『紛争から読む...

2024年12月18日

戦後ドイツはナチス時代を反省したのか? 政府が「多くの党員を免責した」理由

荒巻豊志(東進ハイスクール講師)

戦後ドイツはナチス時代を反省したのか? 政府が「多くの党員を免責した」理由

戦後ドイツはナチス時代を反省したのか? 政府が「多くの党員を免責した」理由

荒巻豊志(東進ハイスクール講師)

第二次世界大戦後のドイツは、ホロコーストへの反省を強調する一方で、戦争犯罪の全体像を曖昧にし、多くのドイツ人を免責してきた。植民地としていた国々に対する補償も、選択的かつ限定的であったという。東進ハイスクール...

2024年12月16日

習近平が仕掛ける「沖縄に対する浸透工作」 大っぴらに内政干渉を行う中国の目論見

益尾知佐子(国際政治学者),安田峰俊(紀実作家)

習近平が仕掛ける「沖縄に対する浸透工作」 大っぴらに内政干渉を行う中国の目論見

習近平が仕掛ける「沖縄に対する浸透工作」 大っぴらに内政干渉を行う中国の目論見

益尾知佐子(国際政治学者),安田峰俊(紀実作家)

昨今、中国政府は沖縄に対して浸透工作を仕掛けているという。なぜ沖縄が狙われているのか? 国際政治学者の益尾知佐子氏と紀実作家の安田峰俊氏の対談を 『Voice』 2024年12月号より紹介する。 ※本稿は、 『Voice』...

2024年12月13日

現地で見た「中国経済暗転の兆し」 ハイテク産業にも迫るバブル崩壊の足音

リチャード・ヤーロー(ハーバード大学ケネディスクール・フェロー)

現地で見た「中国経済暗転の兆し」 ハイテク産業にも迫るバブル崩壊の足音

現地で見た「中国経済暗転の兆し」 ハイテク産業にも迫るバブル崩壊の足音

リチャード・ヤーロー(ハーバード大学ケネディスクール・フェロー)

中国の不動産バブル崩壊は日本においても大きく報道された。国内経済は不調に陥っているイメージがあるが、実態はどうなのか?  『Voice』 2024年12月号では、ハーバード大学ケネディスクール・フェローのリチャード・ヤ...

2024年12月11日

深圳事件の背景には何があったのか? 中国政府が押した「対日批判スイッチ」

益尾知佐子(国際政治学者),安田峰俊(紀実作家)

深圳事件の背景には何があったのか? 中国政府が押した「対日批判スイッチ」

深圳事件の背景には何があったのか? 中国政府が押した「対日批判スイッチ」

益尾知佐子(国際政治学者),安田峰俊(紀実作家)

深圳で日本人男児が刺殺された事件の背景には何があったのか。国際政治学者の益尾知佐子氏と紀実作家の安田峰俊氏によれば「従来とは異なる現象が背後に存在する」と語る。両氏の対談を 『Voice』 2024年12月号より紹介する。...

2024年12月09日

なぜ中国でインフラ建設ブーム? ムダな公共施設を整える「政府の奇妙な動向」

リチャード・ヤーロー(ハーバード大学ケネディスクール・フェロー)

なぜ中国でインフラ建設ブーム? ムダな公共施設を整える「政府の奇妙な動向」

なぜ中国でインフラ建設ブーム? ムダな公共施設を整える「政府の奇妙な動向」

リチャード・ヤーロー(ハーバード大学ケネディスクール・フェロー)

現在の中国では公共建設ブームが過熱しているという。不景気の中でも「無駄なインフラ建設」を続ける理由とは? 『Voice』 2024年12月号では、ハーバード大学ケネディスクール・フェローのリチャード・ヤーロー氏に現地でみた...

2024年11月29日

日本のテロ対策は充分なのか? 警戒すべき「国際的紛争が持ち込まれる」可能性

宮坂直史(国際政治学者)

日本のテロ対策は充分なのか? 警戒すべき「国際的紛争が持ち込まれる」可能性

日本のテロ対策は充分なのか? 警戒すべき「国際的紛争が持ち込まれる」可能性

宮坂直史(国際政治学者)

日本でテロを防ぐには「国際と国内の動きを連結させて分析する必要がある」と、国際政治学者の宮坂直史氏は語る。いま政府に求められる対策とは?  ※本稿は、 『Voice』 2024年10月号より、より抜粋・編集した内容を...

2024年10月24日

民主党が勝つのは「共和党がコケた時だけ」 南北戦争から続いた、大統領選のジンクス

神野正史(元河合塾世界史講師)

民主党が勝つのは「共和党がコケた時だけ」 南北戦争から続いた、大統領選のジンクス

民主党が勝つのは「共和党がコケた時だけ」 南北戦争から続いた、大統領選のジンクス

神野正史(元河合塾世界史講師)

1920年代の「狂騒の20年代」と呼ばれる繁栄期、共和党政権は絶頂期を迎えた。しかし、その裏では政治腐敗が蔓延し、世界大恐慌という未曾有の危機も到来...。繁栄と崩壊が表裏一体であることを示す、痛烈な歴史について、書籍...

2024年10月23日

橋下徹が指摘する、「カネがなければ政治をしない」日本の歪んだ現実

橋下徹(元大阪府知事)

橋下徹が指摘する、「カネがなければ政治をしない」日本の歪んだ現実

橋下徹が指摘する、「カネがなければ政治をしない」日本の歪んだ現実

橋下徹(元大阪府知事)

日本の政治家と、他の国の政治家を比べてみると、大きな違いが見えてくる。例えば、西欧諸国の地方議員の多くはボランティア活動に近い形で政治に関わっている。一方、日本の国会議員は多額の報酬や特権を受け取ることが一般...