Voice » 政治・外交

政治・外交

2022年01月25日

「躍進の維新」と「惨敗の立憲民主」の決定的な差

逢坂巌(駒澤大学法学部准教授/駒澤大学ジャーナリズム・政策研究所所長)

「躍進の維新」と「惨敗の立憲民主」の決定的な差

「躍進の維新」と「惨敗の立憲民主」の決定的な差

逢坂巌(駒澤大学法学部准教授/駒澤大学ジャーナリズム・政策研究所所長)

2021年10月末の衆議院総選挙では与党が圧勝し、立憲民主党や共産党は議席を減らした。一方で野党のなかでも、日本維新の会は大きく議席を伸ばし、躍進した。政党間の戦略にどのような違いがあったのか。駒澤大学の逢坂巌...

2021年12月28日

20年の統治でもたらしたのは「欧米の結婚式」? アメリカがタリバンに完敗した理由

佐藤和孝(ジャーナリスト)

20年の統治でもたらしたのは「欧米の結婚式」? アメリカがタリバンに完敗した理由

20年の統治でもたらしたのは「欧米の結婚式」? アメリカがタリバンに完敗した理由

佐藤和孝(ジャーナリスト)

米軍の侵攻2日前、バグダッド市内で徹底抗戦を叫ぶ市民 2001年の9.11を契機に、アメリカ軍はアフガニスタンに駐留、以後20年におよぶ内政干渉を続けてきたが、何の成果も出せずに失敗した。現場に通い続けたジャーナリ...

2021年12月28日

行き過ぎた個人主義がアメリカを狂わせた...500年の歴史に潜む「陰謀論との因縁」

カート・アンダーセン(作家)

行き過ぎた個人主義がアメリカを狂わせた...500年の歴史に潜む「陰謀論との因縁」

行き過ぎた個人主義がアメリカを狂わせた...500年の歴史に潜む「陰謀論との因縁」

カート・アンダーセン(作家)

いま、アメリカは大変な国難に直面していると言える。多くの人々が狂気的な陰謀論を現実と信じ込み、社会的分断も進んでいる。その背景には、アメリカ独特の宗教的な問題と絡んだ、間違った個人主義の暴走がある。【聞き...

2021年12月26日

中国がタリバンに接近する理由とは? 最大の脅威「新疆ウイグル」との関係

佐藤和孝(ジャーナリスト)

中国がタリバンに接近する理由とは? 最大の脅威「新疆ウイグル」との関係

中国がタリバンに接近する理由とは? 最大の脅威「新疆ウイグル」との関係

佐藤和孝(ジャーナリスト)

アフガニスタン・カブール市北方のタリバンを空爆する米軍 中国が積極的にタリバンに接近しようとしている。それはいったいどんな理由からなのか? 現地を取材してきたジャーナリストの眼から見ると、中国の抱えた大問...

2021年12月25日

コロナ禍で明らかに増加したヘイトクライム...アジア人に対する暴力の「予防策」とは

ブライアン・レヴィン(カリフォルニア州立大学憎悪・過激主義研究センター所長)

コロナ禍で明らかに増加したヘイトクライム...アジア人に対する暴力の「予防策」とは

コロナ禍で明らかに増加したヘイトクライム...アジア人に対する暴力の「予防策」とは

ブライアン・レヴィン(カリフォルニア州立大学憎悪・過激主義研究センター所長)

コロナ禍に突入してから、アメリカではアジア人への暴行事件が急増している。その憎悪の噴出に至る背景には、どんなプロセスがあるのか?そして、現実的な処方箋はあるのか?【聞き手:大野和基(ジャーナリスト)】 ...

2021年12月13日

「空で墜落、海で沈没...」コロナ禍で崖っぷちとなった韓国経済

渡邉哲也(経済評論家)

「空で墜落、海で沈没...」コロナ禍で崖っぷちとなった韓国経済

「空で墜落、海で沈没...」コロナ禍で崖っぷちとなった韓国経済

渡邉哲也(経済評論家)

2022年3月には、韓国で大統領選挙が行なわれる。韓国の大統領は1期5年、再選は禁止されているため、文在寅大統領は2022年3月には退任するしかない。文大統領が残した「大きな宿題」が経済回復である。じつは、コロナ禍に...

2021年11月30日

市民が解決策を出し合う...オードリー・タンが語る「台湾型熟議民主主義」

オードリー・タン(台湾デジタル担当大臣)

市民が解決策を出し合う...オードリー・タンが語る「台湾型熟議民主主義」

市民が解決策を出し合う...オードリー・タンが語る「台湾型熟議民主主義」

オードリー・タン(台湾デジタル担当大臣)

ただ支持、不支持を表明する民主主義ではなく、市民が解決策を出し合う「熟議民主主義」へ。台湾・デジタル担当政務委員オードリー・タンが、同地で着実な成果を上げている新たな民主主義について語る。(取材・写真:栖来...

2021年11月28日

なぜ「アイドル文化のなかった欧米」でも? BTSが圧倒的な人気を獲得した理由

ホン・ソクキョン(ソウル大学教授)

なぜ「アイドル文化のなかった欧米」でも? BTSが圧倒的な人気を獲得した理由

なぜ「アイドル文化のなかった欧米」でも? BTSが圧倒的な人気を獲得した理由

ホン・ソクキョン(ソウル大学教授)

東アジアのエンタメシーンを席巻している男性アイドルグループ、BTS(防弾少年団)。従来アイドル文化が根付いていなかった欧米で、なぜ彼らは熱狂的な人気を獲得したのか。その背景にはK-POP独自の二つの戦略があった。...

2021年11月24日

「キン肉マンも規制?」習近平独裁体制でいよいよ中国がヤバくなる3つの理由

渡邉哲也(経済評論家)

「キン肉マンも規制?」習近平独裁体制でいよいよ中国がヤバくなる3つの理由

「キン肉マンも規制?」習近平独裁体制でいよいよ中国がヤバくなる3つの理由

渡邉哲也(経済評論家)

2021年11月、中央委員会第6回全体会議が開かれ、習近平氏を「建国の父」毛沢東、改革開放政策を提唱したトウ小平を継ぐ「新時代」の指導者とする「歴史決議」が採択された。今年9月に中国共産党が創設100年を迎え、さらに...

2021年11月22日

初代デジタル監が明かす「日本のデジタル化を遅らせた完璧主義」

石倉洋子(デジタル庁デジタル監)

初代デジタル監が明かす「日本のデジタル化を遅らせた完璧主義」

初代デジタル監が明かす「日本のデジタル化を遅らせた完璧主義」

石倉洋子(デジタル庁デジタル監)

今年9月に発足したデジタル庁の初代デジタル監に就任した石倉洋子氏。名だたる大学や企業でグローバルに活躍してきた石倉氏は、日本のデジタル化にいかに取り組むのか。我が国が陥っている「完璧主義」について指摘すると...

2021年11月19日

初代デジタル監「ワクチン接種証明アプリを年内には..」 日本に活力を戻すデジタル化

石倉洋子(デジタル庁デジタル監)

初代デジタル監「ワクチン接種証明アプリを年内には..」 日本に活力を戻すデジタル化

初代デジタル監「ワクチン接種証明アプリを年内には..」 日本に活力を戻すデジタル化

石倉洋子(デジタル庁デジタル監)

今年9月に発足したデジタル庁の初代デジタル監に就任した石倉洋子氏。名だたる大学や企業でグローバルに活躍してきた石倉氏は、日本のデジタル化にいかに取り組むのか。世界における日本の立ち位置とともに語る。 ※...

2021年11月01日

「台湾問題」は国際課題...習近平の野望をなんとしても抑制させる意義

石平(評論家)、掛谷英紀(筑波大学システム情報系准教授)

「台湾問題」は国際課題...習近平の野望をなんとしても抑制させる意義

「台湾問題」は国際課題...習近平の野望をなんとしても抑制させる意義

石平(評論家)、掛谷英紀(筑波大学システム情報系准教授)

中国で1911年に清朝が倒された辛亥革命から110年となるのを記念する式典が2021年10月9日、北京の人民大会堂で開かれ、習近平国家主席が演説。「祖国の完全な統一という歴史的な任務は必ず実現しなければならないし、実現...

2021年09月15日

父・洋平の力は借りず...河野太郎「政治家デビュー」の舞台裏

河野太郎(衆議院議員)

父・洋平の力は借りず...河野太郎「政治家デビュー」の舞台裏

父・洋平の力は借りず...河野太郎「政治家デビュー」の舞台裏

河野太郎(衆議院議員)

菅首相の辞任表明により、永田町は乱世に突入。現在、最も注目を集める政治家・河野太郎はどのようにして生まれたのか。知られざる河野氏の生い立ち、エピソードから人物像に迫る。 ※本稿は、河野太郎 著『日本を前...

2021年09月14日

「ソ連は対日参戦する」極秘情報“ヤルタ密約”をポーランド人密偵が日本人に教えた深い理由

岡部伸(産経新聞社論説委員/前ロンドン支局長)

「ソ連は対日参戦する」極秘情報“ヤルタ密約”をポーランド人密偵が日本人に教えた深い理由

「ソ連は対日参戦する」極秘情報“ヤルタ密約”をポーランド人密偵が日本人に教えた深い理由

岡部伸(産経新聞社論説委員/前ロンドン支局長)

小野寺信とイワノフことリビコフスキー(『日本・ポーランド国交樹立80周年記念誌』より) 終戦が近づく1945年2月、米英ソ三国首脳によるヤルタ会談が行なわれた。その、まさに連合国のトップシークレットである「ヤル...

2021年09月10日

「箱根駅伝に出たかった」...河野太郎の知られざるランナーの顔

河野太郎(衆議院議員)

「箱根駅伝に出たかった」...河野太郎の知られざるランナーの顔

「箱根駅伝に出たかった」...河野太郎の知られざるランナーの顔

河野太郎(衆議院議員)

菅首相の辞任表明により、永田町は乱世に突入。現在、最も注目を集める政治家・河野太郎はどのようにして生まれたのか。知られざる河野氏の生い立ち、エピソードから人物像に迫る。 ※本稿は、河野太郎 著『日本を前...

2021年09月09日

知性ある頭のいい人もQアノンに…「荒唐無稽な陰謀論」はなぜ拡散が続くのか?

サミュエル・ウーリー(聞き手:大野和基)

知性ある頭のいい人もQアノンに…「荒唐無稽な陰謀論」はなぜ拡散が続くのか?

知性ある頭のいい人もQアノンに…「荒唐無稽な陰謀論」はなぜ拡散が続くのか?

サミュエル・ウーリー(聞き手:大野和基)

「Qアノン」が吹聴するような陰謀論が広がる風潮は、コロナ禍に突入してからさらに勢いをつけている。ただ、サミュエル・ウーリー氏が述べるように、アメリカ社会の奥底にはつねに反知性主義が流れていることを知っている...

2021年09月07日

中国の中産階級が本音で望むのは「民主主義化」…日本のなすべき役割

ジャック・アタリ(聞き手:大野和基)

中国の中産階級が本音で望むのは「民主主義化」…日本のなすべき役割

中国の中産階級が本音で望むのは「民主主義化」…日本のなすべき役割

ジャック・アタリ(聞き手:大野和基)

ジャック・アタリ氏は、つねに一歩下がった冷静な世界情勢分析で定評がある。このインタビューでは、新型コロナ対応、EUの現状、いま最も注視されている中国の動向、世界的に取り組むべきイシューなど、幅広く訊いてみた...

2021年08月03日

尖閣を盗み取る中国の秘密作戦が始まる

日高義樹(ハドソン研究所首席研究員)

尖閣を盗み取る中国の秘密作戦が始まる

尖閣を盗み取る中国の秘密作戦が始まる

日高義樹(ハドソン研究所首席研究員)

西太平洋波高し。軍事的な危険が急速に高まっているなか、アメリカをはじめ世界各国が軍事パトロールを行い、偵察活動を強化しているが、著者はテレビ番組を制作していた当時、アメリカの対潜水艦警戒機E8に同乗し、尖閣...

2021年07月27日

韓国への嫌悪感が、日本の没落を早める…韓国を侮ってはいけない理由

小倉紀蔵(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

韓国への嫌悪感が、日本の没落を早める…韓国を侮ってはいけない理由

韓国への嫌悪感が、日本の没落を早める…韓国を侮ってはいけない理由

小倉紀蔵(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

韓国はかつて植民地支配された国家のなかで、戦後に先進国になったトップランナーである。しかし韓国は、世界のなかで「先進国」としてふるまうか、「被害者国」としてふるまうか、いま大きく揺れている。 ※本稿は...

2021年07月24日

日本と韓国がとるべき「第三の道」とは何か?――日韓の連携が新しい東アジアをつくる

小倉紀蔵(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

日本と韓国がとるべき「第三の道」とは何か?――日韓の連携が新しい東アジアをつくる

日本と韓国がとるべき「第三の道」とは何か?――日韓の連携が新しい東アジアをつくる

小倉紀蔵(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

互いに東アジアの隣国として、日本と韓国が手を結ぶ可能性はあるのだろうか? あるとすれば、それはどういう形なのか? 戦後最悪ともいわれる近年の日韓関係――将来のあるべき姿を考える。 ※本稿は、小倉紀蔵著『...

×