2023年06月07日
研究者が到達した「所詮、人間もウイルスのようなもの」という生命観

研究者が到達した「所詮、人間もウイルスのようなもの」という生命観
30年以上ウイルスを研究してきた宮沢孝幸氏は、「生命の場」という概念を提唱し、その中でしか生きられないウイルスと人間は同じような存在なのだと説く。我々は「個」という概念に囚われすぎてはいないだろうか。 ...
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2023年06月07日
30年以上ウイルスを研究してきた宮沢孝幸氏は、「生命の場」という概念を提唱し、その中でしか生きられないウイルスと人間は同じような存在なのだと説く。我々は「個」という概念に囚われすぎてはいないだろうか。 ...
2023年06月06日
いま、将棋界が熱い。その中心にいるのは、やはり藤井聡太竜王・名人(王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせて七冠)だ。先の渡辺明氏との名人戦で名人を奪取し、谷川浩司十七世名人がもつ最年少記録を塗り替えた。現時...
2023年06月02日
いま、将棋界が熱い。その中心にいるのは、やはり藤井聡太竜王・名人(王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせて七冠)だ。先の渡辺明氏との名人戦で名人を奪取し、谷川浩司十七世名人がもつ最年少記録を塗り替えた。現時...
2023年06月02日
ヒトのゲノム(遺伝子の総体)の約9%は、はるか古代に哺乳類が感染したレトロウイルス(RNA型ウイルスの一種。宿主の細胞の核に入り込み、DNAを書き換える特徴を持つ)由来のものである。 このレトロウイルスが、...
2023年06月01日
DNA構造を発見し、有色人種を差別し、ノーベル賞メダルを売却した天才 ジェームズ・ワトソン(1962年) どんな天才にも、輝かしい「光」に満ちた栄光の姿と、その背面に暗い「影」の表情がある。本連載では、ノ...
2023年05月25日
現代の若者は、映えを狙わず、マウントは可能な限り隠す――。金沢大学融合研究域融合科学系教授で、著書『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』が話題となった金間大介氏が、いまの若い世代のナイーブで複雑なSNSの実情...
2023年05月05日
頼山陽の『日本外史』は司馬?太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰の読み方には大きな問題があったと言わざるをえない。松陰の読み方は、古代のギリシア...
2023年05月02日
トランジスタを発明し、人種差別を正当化し、ノーベル賞受賞者精子バンクに協力した天才 ウィリアム・ショックレー(1956年) どんな天才にも、輝かしい「光」に満ちた栄光の姿と、その背面に暗い「影」の表情が...
2023年04月09日
近年、カルト教団の問題や政治との癒着など宗教をめぐる批判が多い。だが、宗教は本当に社会にとって不要なものなのか。「キリスト教と仏教の共通点」「宗教の良さ」について、禅僧と神父が互いの考えを話し合った。 &nb...
2023年04月03日
量子化学を確立し、核廃絶を提唱し、ビタミンCを妄信した天才 ライナス・ポーリング 1962年 どんな天才にも、輝かしい「光」に満ちた栄光の姿と、その背面に暗い「影」の表情がある。本連載では、ノーベル賞受賞者の...
2023年03月02日
パリ講和会議全権大使を務め、ロボトミー手術を確立した天才 エガス・モニス(1949年) どんな天才にも、輝かしい「光」に満ちた栄光の姿と、その背面に暗い「影」の表情がある。本連載では、ノーベル賞受賞者の...
2023年02月16日
昨今の若者は素直で真面目だが、自分の意見を言わず、質問をすることも少ない。金沢大学融合研究域融合科学系教授である金間大介氏は、これを若者の「いい子症候群」だと指摘する。なぜ現在の若者は消極的で、目立つこと...
2023年02月14日
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、間もなくで1年が経つ。世界がロシアの残虐性に非難の目を向ける中、善戦するウクライナ軍に驚きの声もあがっている。一方で、名古屋商科大学ビジネススクール教授の原田泰氏は、そもそも...
2022年10月11日
天安門事件で学生指導者を務め、先般のナンシー・ペロシ米下院議長訪台の際に同氏と会談したウーアルカイシ氏が、鄧小平政権と習近平政権の違いや中国の今後の目論見について語る。 取材・構成・写真=栖来ひかり(...
2022年09月15日
「アメリカでは、人々の精神はすべて同じモデルに基づいてつくられており、また、そうであればこそ、それらの精神は正確に同じ道を辿っているといえよう」 19世紀に活躍したフランスの政治家・トクヴィルは、独立し...
2022年09月13日
組織に問題があるとき、「抜本的な改革」を推し進め組織をリフレッシュしようと考えるリーダーが多いだろう。しかし、そのようなラディカルなアプローチではかえって事を大きくしてしまい、取り返しのつかない結末を迎え...
2022年09月07日
昨今、右派と左派の溝は深まっているようだ。高齢者は思考が硬直化し、過激な思想を持ちやすいとされるが、一方で、右と左のあいだの「適度な落としどころを見つける」役が出来るのも高齢者なのではないかと、精神科医の...
2022年08月17日
コロナ禍を契機に、日本社会においても「オンライン化」が一気に加速した。対面で交流する機会が減り、むしろ「煩わしいもの」と見なされる向きもある。 評論家であり元歴史学者の與那覇潤氏と、文化人類学者の小川...
2022年08月08日
終戦から70年以上が経過した。慶應義塾大学法学部教授の細谷雄一氏は、先の戦争を「主体的に総括し、それを世界史の中に埋め込むことが重要だ」と語る。自国の戦争を、世界史として捉えなおす重要性について論考する。 ...
2022年07月26日
1922年、イタリアでムッソリーニ政権が成立。その3年後に独裁宣言がなされ、ヨーロッパにファシズム政権が誕生した。イタリア・ファシズムは国境を超えて他国にも多大な影響を与え、やがて1933年にはドイツにもヒトラーの...
更新:05月19日 00:05