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社会・教育

2021年06月02日

「ワクチン有効率60%」でも6割の人に効くわけではない…誤解されがちな用語の真の意味

中西貴之(サイエンスコミュニケーター)、宮坂昌之(大阪大学名誉教授)

「ワクチン有効率60%」でも6割の人に効くわけではない…誤解されがちな用語の真の意味

「ワクチン有効率60%」でも6割の人に効くわけではない…誤解されがちな用語の真の意味

中西貴之(サイエンスコミュニケーター)、宮坂昌之(大阪大学名誉教授)

「有効率」「副反応」「有害現象」など、ニュースやSNSでよく目にする一方で、その本来の意味はあまり理解されていない用語の数々。勘違いされたままセンセーショナルに拡散され、過剰に不安を煽っているケースも少なくな...

2021年06月01日

人類は800年間も「ウィズコロナ」をやってきた!?

宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

人類は800年間も「ウィズコロナ」をやってきた!?

人類は800年間も「ウィズコロナ」をやってきた!?

宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

新型コロナウイルスを未知のウイルスといわれるが、実際は「既知すぎるぐらい既知のウイルス」という。そもそも新型コロナウイルスとはどんなウイルスなのか? 「ゼロコロナ」の日は本当に訪れるのだろうか? ※本...

2021年06月01日

なぜ世界各国が「ウイグル問題」を重視するのか…いま中国への“制裁”を強める背景

福島香織(ジャーナリスト)

なぜ世界各国が「ウイグル問題」を重視するのか…いま中国への“制裁”を強める背景

なぜ世界各国が「ウイグル問題」を重視するのか…いま中国への“制裁”を強める背景

福島香織(ジャーナリスト)

(写真撮影:福島香織) 中国共産党政権による"ウイグル弾圧"問題は、長きにわたり存在し続けてきた。現在、国際社会の間で同問題を非難する風潮が高まっている。 なぜ今になって重視するようになった...

2021年05月31日

加速する“左傾化”…アメリカで起こる新しい「階級闘争」

渡辺惣樹(日米近現代史研究家)

加速する“左傾化”…アメリカで起こる新しい「階級闘争」

加速する“左傾化”…アメリカで起こる新しい「階級闘争」

渡辺惣樹(日米近現代史研究家)

ソビエトの崩壊(共産主義体制への幻滅)で、共産主義思想そのものの魅力を語る学生はほとんどいない。米国の左翼学生には、かつての左翼思想家の書物を読んだ形跡がない。 彼らに確固とした思想的支柱があるとは思...

2021年05月28日

厚労省から“エース級”若手職員が続々と逃げ出す真の理由

千正康裕(元厚生労働省官僚)

厚労省から“エース級”若手職員が続々と逃げ出す真の理由

厚労省から“エース級”若手職員が続々と逃げ出す真の理由

千正康裕(元厚生労働省官僚)

今年3月、東京都が時短要請をするなかで厚生労働省職員23人で深夜まで行われた会食問題は大きな批判を浴びた。 元厚生労働省官僚である千正康裕氏は、こうした不祥事は厚労省に染み付いた"内向き思考"に...

2021年05月26日

いつまで「弱小国の振り」を続けるのか? 日本が“再軍備”できない本当の理由

グレンコ・アンドリー(国際政治学者)

いつまで「弱小国の振り」を続けるのか? 日本が“再軍備”できない本当の理由

いつまで「弱小国の振り」を続けるのか? 日本が“再軍備”できない本当の理由

グレンコ・アンドリー(国際政治学者)

日本はどうして弱小国家の振りを続けているのだろうか。 国際政治学者のグレンコ・アンドリーは、戦後日本の基本原則である「吉田ドクトリン」があったお陰で、日本の軍事力は高まることがなかったと指摘する。この...

2021年05月26日

なぜ弾圧? 知っておきたい中国政府と「ウイグル族」の歴史

福島香織(ジャーナリスト)

なぜ弾圧? 知っておきたい中国政府と「ウイグル族」の歴史

なぜ弾圧? 知っておきたい中国政府と「ウイグル族」の歴史

福島香織(ジャーナリスト)

(写真撮影:福島香織) 過激さを増す「ウイグル人権問題」。拷問や強制的不妊手術、洗脳など、中国共産党政権の下でいくつもの問題や疑惑が指摘されている。 一体、ウイグル人はなぜここまでの弾圧を受けている...

2021年05月25日

コロナ禍の送別会、パワハラ問題…元官僚が語る「厚労省」の知られざる実情

千正康裕(元厚生労働省官僚)

コロナ禍の送別会、パワハラ問題…元官僚が語る「厚労省」の知られざる実情

コロナ禍の送別会、パワハラ問題…元官僚が語る「厚労省」の知られざる実情

千正康裕(元厚生労働省官僚)

新型コロナウイルスの対応、パワハラ問題、官僚の長時間労働――。いくつもの不祥事を抱えているかのように見える厚生労働省で、一体何が起きているのか。 元官僚の千正康裕氏は、多くの問題の根源には省内の組織や業...

2021年05月20日

収容所に響き渡る“女性の悲鳴”…悪化する「ウイグル人権問題」の実態

福島香織(ジャーナリスト)

収容所に響き渡る“女性の悲鳴”…悪化する「ウイグル人権問題」の実態

収容所に響き渡る“女性の悲鳴”…悪化する「ウイグル人権問題」の実態

福島香織(ジャーナリスト)

(写真撮影:福島香織) 中国共産党政権によるウイグルへの人権弾圧。女性への性暴力、強制労働など数々の指摘があるが、問題の全貌や解決の糸口は見えてこない。 ジャーナリストの福島香織氏は、英BBCによる...

2021年05月18日

高橋洋一氏の発信力を支える「Excelの活用法」

高橋洋一(内閣官房参与・嘉悦大学教授)

高橋洋一氏の発信力を支える「Excelの活用法」

高橋洋一氏の発信力を支える「Excelの活用法」

高橋洋一(内閣官房参与・嘉悦大学教授)

デジタル化が著しい現代では、様々な場面で理系的な考え方が求められており、文系の仕事術だけでは社会で生き残れない。では、どうすればいいのか――本稿では、高橋洋一氏が日常的に行なっている「デジタル仕事術」を伝授...

2021年04月29日

「日本は正しい決断を行った」天才哲学者マルクス・ガブリエルが語る理由

マルクス・ガブリエル(ドイツ・ボン大学教授)

「日本は正しい決断を行った」天才哲学者マルクス・ガブリエルが語る理由

「日本は正しい決断を行った」天才哲学者マルクス・ガブリエルが語る理由

マルクス・ガブリエル(ドイツ・ボン大学教授)

世界で今もっとも注目されている哲学者、マルクス・ガブリエルは、「危機は倫理的進歩をもたらす」と説く。倫理とは、文化圏によって異なることのない、普遍的な価値を指す。新型コロナウイルスのパンデミックにより、世...

2021年04月15日

行定勲監督「死後に評価されるのが“理想の映画”」

行定勲(映画監督)

行定勲監督「死後に評価されるのが“理想の映画”」

行定勲監督「死後に評価されるのが“理想の映画”」

行定勲(映画監督)

『GO』(2001年)や『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)などの代表作で知られる映画監督・行定勲氏。昨年来より世界を襲う新型コロナ禍により、自らが手掛けた作品が公開延期を余儀なくされるなど、パンデミックの危機...

2021年04月14日

「夏目漱石が描かなかった熊本地震」映画監督・行定勲氏が直感した“記録する使命”

行定勲(映画監督)

「夏目漱石が描かなかった熊本地震」映画監督・行定勲氏が直感した“記録する使命”

「夏目漱石が描かなかった熊本地震」映画監督・行定勲氏が直感した“記録する使命”

行定勲(映画監督)

2016年4月、最大震度7(マグニチュード7.3)を計測して甚大な被害をもたらした熊本地震が発生してから、今春で5年が経つ。先の3月11日は東日本大震災から10年の節目でもあり、我々の震災への向き合い方があらためて問われ...

2021年04月09日

孫権から魯粛の後継者に指名されたのに…「大出世のチャンス」を放棄した重臣の“好判断”

石平(評論家/拓殖大学客員教授)

孫権から魯粛の後継者に指名されたのに…「大出世のチャンス」を放棄した重臣の“好判断”

孫権から魯粛の後継者に指名されたのに…「大出世のチャンス」を放棄した重臣の“好判断”

石平(評論家/拓殖大学客員教授)

写真: 吉田和本 『三国志』の時代は、大量殺戮が日常的な風景となっている大乱世でもある。黄巾の乱(184年)が始まる前の後漢王朝末期に5000万人もいた人口は、乱世の終わりには1000万人程度しか残らなかった。5人...

2021年03月24日

気候変動,パンデミック,大地震…データが示す「コロナの先にある未来」

安宅和人(慶應義塾大学環境情報学部教授・ヤフー株式会社CSO)

気候変動,パンデミック,大地震…データが示す「コロナの先にある未来」

気候変動,パンデミック,大地震…データが示す「コロナの先にある未来」

安宅和人(慶應義塾大学環境情報学部教授・ヤフー株式会社CSO)

COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックから1年以上が経った。我々は引き続き「withコロナ」の状況に置かれるが、慶應義塾大学環境情報学部教授でヤフー株式会社CSOの安宅和人氏は、そもそも人類は50〜100年スパン...

2021年03月24日

「商品は3年で墓場に送れ」住宅メーカーの一線を走り続ける、大和ハウス工業・創業者の力

樋口武男(大和ハウス工業 最高顧問)

「商品は3年で墓場に送れ」住宅メーカーの一線を走り続ける、大和ハウス工業・創業者の力

「商品は3年で墓場に送れ」住宅メーカーの一線を走り続ける、大和ハウス工業・創業者の力

樋口武男(大和ハウス工業 最高顧問)

(写真:永井 浩) 2021年、大和ハウス工業を創業した石橋信夫の生誕100周年だという。彼はイノベーションを数多く起こす、創造的破壊を実現する経営者だった。 樋口武男氏は現在、同社の最高顧問だ。樋口氏は創...

2021年03月22日

withコロナで業態は変えるべき? ビッグデータは「都心から郊外へ」を示した

安宅和人(慶應義塾大学環境情報学部教授・ヤフー株式会社CSO)

withコロナで業態は変えるべき? ビッグデータは「都心から郊外へ」を示した

withコロナで業態は変えるべき? ビッグデータは「都心から郊外へ」を示した

安宅和人(慶應義塾大学環境情報学部教授・ヤフー株式会社CSO)

COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックから1年以上が経った。慶應義塾大学環境情報学部教授でヤフー株式会社CSOの安宅和人氏はかねてより、三密とは対極の概念である「開疎化(開放×疎)」を訴えている。引...

2021年03月20日

「今を過度に恐れることはない」コロナ禍で重要な“データを解釈する技術”

安宅和人(慶應義塾大学環境情報学部教授・ヤフー株式会社CSO)

「今を過度に恐れることはない」コロナ禍で重要な“データを解釈する技術”

「今を過度に恐れることはない」コロナ禍で重要な“データを解釈する技術”

安宅和人(慶應義塾大学環境情報学部教授・ヤフー株式会社CSO)

COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックにより、数字やデータへの向き合い方が問われた。我々はいかなるリテラシーを身につけるべきなのか。慶應義塾大学環境情報学部教授でヤフー株式会社CSOの安宅和人氏が伝授す...