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「箱根駅伝に出たかった」...河野太郎の知られざるランナーの顔

2021年09月10日 公開
2022年02月07日 更新

河野太郎(衆議院議員)

 

「あいつ、競走部なのにビリだぞ」

親父は早大競走部のマネジャーでした。箱根駅伝では、のちに瀬古利彦選手を育てる中村清監督と一緒にジープに乗っていたそうです。河野家の正月は、箱根へ行って駅伝を応援するのが恒例行事でした。

将来の箱根駅伝を目指して中等部の競走部に入部したのですが、ろくに練習にも出ていませんでした。

1年生のときに、校内対抗の1500m走にクラス代表で出場したのですが、その日は体調が悪かったこともあって最下位。クラスで「あいつ、競走部なのにビリだぞ」という話になり、それから練習に出るようになりました。

3年生のときは主将に選ばれ、東京都の私学対抗の大会で優勝したりしました。秋の運動会の4000m競走では、長らく破られていなかった3年生の歴代最高記録を大幅に上回る新記録で優勝しました。

慶應義塾中等部の運動会のプログラムには歴代最高記録がすべて掲載されていますが、いまだに4000m競走の記録保持者は「河野太郎」と書いてあります。

 

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