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潜在意識に隠された韓国人の日本観

2020年04月24日 公開
2022年11月16日 更新

WWUK(YouTuber),呉善花(評論家/拓殖大学教授)

WWUK(YouTuber)&呉善花(拓殖大学国際学部教授)

「韓国の学校で学んだ日韓の歴史に疑問を持ち始め、自ら調べるようになり、真実にたどり着いた」という人気YouTuberのWWUK(ウォーク)氏。日本と韓国の国民性や文化の違い、そしてなぜ互いに理解し合えないのかについて、長年、「親日派」として活躍してきた評論家の呉善花氏と議論を交わした。

※本稿は『「親日韓国人」ですが、何か?』(悟空出版)の内容を抜粋・編集したものです。

 

「反日」と「日本好き」の二面性

【WWUK】 韓国人には、一口に「反日」という言葉で片付けられない感覚がある。普段は潜在意識の奥深くに隠れているが、突如その姿を現す。

日本に対して優越感を誇ったり、歪んだ自尊心に酔ったりしながらも、ときどき「日本は素晴らしい」と褒めたりする。日本人からすれば面倒くさいし、深く付き合いたくない「二重人格者」です。

【呉】 そうですね。ただ、日本人はあまりに勉強不足だと思いませんか? 典型的なイメージだけですべて片付けようとしていて、韓国人の気質を知らなさすぎる。だから、「ホワイト国除外の件」のときはあっさりと韓国に政治利用された。

【WWUK】 まあ勉強不足と言いましても、日本人は韓国人より比較的、自分で調べる人が多いと思います。

僕の「WWUK TV」チャンネルでのコメントを見ても、僕の動画を見て、日韓歴史についていろいろ調べるようになったという声が多いです。

ただ、日本の10代から30代くらいまでの若い世代は、「韓国の男性は優しくて男らしい」や「韓国は情に厚い」などといったK─POPや韓流ドラマなどによって現実とは異なる韓国のイメージが定着している。

そういう意味での「勉強不足」はあるかもしれませんね。しかしこれも、勉強不足とは一概に言えないのが、日本人は政治とエンタテインメントを完全に分離して論理的に考えている人が多いからこそ、生じた現象とも言えます。

その反面、韓国は基本的に何でもかんでも政治的に利用しようとする傾向にあります。

でも、韓国国内で『反日種族主義』という本がベストセラーになったことによって、韓国人も日本に対するイメージが相当変わったのではないかと思います。

そもそもあれだけ自称慰安婦や自称徴用工などの問題で声を上げている割には、あまりにも知識がなかったので、いい勉強になったのではないでしょうか。

【呉】 その通りですよ。韓国人だって、日本社会について評価しているじゃないですか。旅行に行けば日本人は親切だとか、東日本大震災の秩序ある振る舞いに感動したとか。

そういう良き部分を学ぶべきだって昔から言われているのに、うわべの日本を見て自分勝手に判断し、日本人の国民性を深く見つめようとしない。急に日本人が親切になったり、秩序を重んじたりしはじめたわけではないんですから。

【WWUK】 少し考えれば矛盾に気づくはずですけどね。常識になってアタマにこびりつくとなかなか拭えないんでしょう。

【呉】 日本統治時代の真実もわかっていません。戦後日本にもらえるはずのない賠償金に相当するお金をもらって、条約や請求権協定でしっかり取り決めて、それで地下鉄や高速道路や、製鉄所をつくったわけでしょう。

お金だけではなく、技術もたくさんもらったんです。感謝の心があれば、日本人の親切が過去の歴史の中に現れていることに気づきます。

事実を学べば、あんな「反日」感情なんて起きないし、徴用工の問題だっておかしいとわかるはずです。そういう、韓国人の皮膚に染みついている感覚が直るきっかけになればいいんですけれど。

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