【呉】 でも、しっかり自分の頭で考えていない人は、簡単に利用されて考え方が変わっちゃう。普段は意識していない気持ちが刺激される。
【WWUK】 そうです。最近それがはっきり現れたのが、2019年の自称徴用工問題から輸出管理強化問題、「ホワイト国除外」から「NO JAPAN」、日本のモノを買わない、日本へ旅行に行かない、という流れで、国民の感情を上から激しく刺激してきた。「日本がまた侵略してきた。今度は経済侵略だ。私たちは二度と負けない!」と叫ぶのです。
韓国人なら子どものころに先生から「日本は悪い国だ、私たちにこんなひどいことをした」と言われて育っています。でも、普段はそんなことを気にしないし、忘れている。
だから車はレクサスが大好きで、ビールといえばアサヒ・スーパードライ、冬は必ずと言ってもいいくらいにユニクロのヒートテックを着ているわけなんです(笑)。
このように、韓国のダブルスタンダードは韓国政府のみならず、一般国民にも見られます。
【呉】 だって、年間750万人も日本に旅行に来ていたんですからね。お寿司を食べて温泉にゆっくり浸かって美味しい日本料理を食べている。
【WWUK】 そうです。しかも、2020年に新型コロナウイルス感染症の問題が本格化するまでは、いったん盛り上がった「NO JAPAN」もだんだん息切れしていて、結局、ユニクロでヒートテックをプレゼントすると言われれば行列に並びます。
旧正月の連休になれば日本に旅行に来る。いろいろとつじつまが合わないし、矛盾だらけです。日本で見ていると、大きな声で反日を叫んでいる過激な人たちが目立ちますけど、少なくともあれが韓国人の多数派ということは、若い世代ではありえません。
【呉】 韓国のマスコミがちょっとした反日的な動きでも一生懸命頑に伝えているから、日本人には大ごとに映っている。
【WWUK】 それ自体が韓国マスコミや、彼らを掌握している政権与党の狙いです。日本を利用して国民感情を操っていますからね。
ネットニュースのコメントは韓国では影響力がありますし、最近では翻訳ソフトを使って日本からでも見られますけど、一時期コメント欄が操作された事件がありました。
政治ニュースでは、「共感」が多い順に並び替えができなくなっており、時系列だけになっている。僕にはその基準が恣意的に運用されているように見えるんですよ。
政権や与党に有利なニュース、つまり反日をあおるような内容だと共感順に並び替えができるのに、親日的、反政権的なコメントがつきやすいと時系列でしか見られなくなったりする。
これも結局、反日はカードでしかなくて、現政権が自分たちに有利になるように、世論をコントロールしているということですよね。怖いですよ、いまの韓国は。
更新:11月22日 00:05