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辛坊治郎 「“自衛隊が地球の裏側まで”とは何だったのか」

2019年08月13日 公開
2022年07月08日 更新

辛坊治郎(大阪綜合研究所代表)

リベラル派が言論制限を推進する本末転倒

【辛坊】 改憲論議を拒否する野党がいることは甚だ情けないことです。加えて危惧すべきは、立憲民主を中心とした野党が、憲法改正の国民投票のテレビCM規制を訴えていることです。

現在の国民投票法では、最長180日間の運動期間のうち、賛否を勧誘するCMを投票の14日前から禁止しています。

これに対し立憲民主は、政党のCMを全面的に規制する方針を打ち出しているようですが、私は大反対です。

基本的にいかなる言論・表現も規制すべきではない、と考えています。それにメディアはテレビ以外にも、憲法改正反対の大論陣を張る新聞社もあれば、改正賛成を訴えるネット広告もあります。

――若年層のなかには、マスメディアではなくSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)から情報を得る人も多いでしょうね。

【辛坊】 いかなる言論も受容し、あとは有権者が自ら判断する。これが民主主義のあるべき姿だと思います。リベラル派の野党が言論制限を推進するのは本末転倒です。

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