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#宮沢孝幸の記事一覧

研究者が到達した「所詮、人間もウイルスのようなもの」という生命観

宮沢孝幸(京都大学医生物学研究所准教授)

研究者が到達した「所詮、人間もウイルスのようなもの」という生命観

宮沢孝幸(京都大学医生物学研究所准教授)

30年以上ウイルスを研究してきた宮沢孝幸氏は、「生命の場」という概念を提唱し、その中でしか生きられないウイルスと人間は同じような存在なのだと説く。我々は「個」という概念に囚われすぎてはいないだろうか。 ...

コアラに“遺伝子改変”が起きている...現代で「生物の進化」が始まった背景

宮沢孝幸(京都大学医生物学研究所准教授)

コアラに“遺伝子改変”が起きている...現代で「生物の進化」が始まった背景

宮沢孝幸(京都大学医生物学研究所准教授)

ヒトのゲノム(遺伝子の総体)の約9%は、はるか古代に哺乳類が感染したレトロウイルス(RNA型ウイルスの一種。宿主の細胞の核に入り込み、DNAを書き換える特徴を持つ)由来のものである。 このレトロウイルスが、...

がんの転移が止まる? 研究が進む「ウイルスとの不思議な関係」

仲野徹(大阪大学大学院医学系研究科教授)、 宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

がんの転移が止まる? 研究が進む「ウイルスとの不思議な関係」

仲野徹(大阪大学大学院医学系研究科教授)、 宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

古代のレトロウイルス(内在性レトロウイルス)の存在があったからこそ、哺乳類の胎盤は形成された。しかし、そのレトロウイルス由来のタンパク質が、がんの転移にも使われてしまった…!? ウイルスとがん、...

新型コロナウイルスよりも怖いウイルスが来る!? これから「予測ウイルス学」が重要になる理由

宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

新型コロナウイルスよりも怖いウイルスが来る!? これから「予測ウイルス学」が重要になる理由

宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

「予測ウイルス学」という感染症の研究分野がある――。 新型コロナウイルスの世界的蔓延によって、私たちは今、ウイルスの怖さを痛感させられている。だからこそ、次にどんなウイルスが来るのか?先手を打って研究を...

“DNAの9%”はウイルス由来…大昔に感染したウイルスが、いまや「全人類の体の一部」だった

宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

“DNAの9%”はウイルス由来…大昔に感染したウイルスが、いまや「全人類の体の一部」だった

宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

ヒトのDNAの文字列をすべて解読しようとする「ヒトゲノム・プロジェクト」により、DNAの一部にウイルス由来の塩基配列が含まれていることが判明。いまや全人類の体の一部になっている古代のウイルスとは? ※本稿は...

人類は800年間も「ウィズコロナ」をやってきた!?

宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

人類は800年間も「ウィズコロナ」をやってきた!?

宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)

新型コロナウイルスを未知のウイルスといわれるが、実際は「既知すぎるぐらい既知のウイルス」という。そもそも新型コロナウイルスとはどんなウイルスなのか? 「ゼロコロナ」の日は本当に訪れるのだろうか? ※本...

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