2020年10月27日 公開
2022年01月13日 更新
11月1日、大阪都構想の是非を巡る住民投票が実施される。2015年の住民投票では僅差で否決され、当時の橋下徹市長は政治家を引退した。これまで維新の会を先頭に立って牽引してきた松井一郎代表は、自身のリーダーシップをどう捉えているのか。「これからは“吉村世代”に託す」と語った本当の意味とは――。
※本稿は『Voice』2020年11⽉号より⼀部抜粋・編集したものです。
聞き手:Voice編集部(中西史也)
写真:大島拓也
――2025年、日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開催されます。今年8月には、アートディレクターのシマダタモツさんが代表を務める「TEAM INARI」の作品が公式ロゴマークに選出されました。
【松井】 インパクトのあるデザインだからこそ、さまざまな意見があるようですね。飛び抜けた発想のロゴマークで、僕はとても気に入っていますよ。
作者のシマダさんは1970年の大阪万博に感化され、その思いを今回の万博に託そうとされているとのこと。新しい時代の万博に相応しいロゴマークだと思います。
――2025年大阪・関西万博は、大阪都構想で想定している府市一体の成長戦略ですね。
【松井】 そのとおりです。万博はまさしく府市一体でなければ誘致できなかったでしょう。万博開催地に立候補するのは国であり、政府を動かすには大阪府と大阪市が歩調を合わせて連携する必要がありました。
また2025年万博の開催場所は夢洲(大阪市此花区)ですが、同地を管轄している大阪市との協力がなければ、場所すら使えません。
現在の大阪の吉村・松井体制は永久に続くわけではなく、万博のような大構想を今後も進めるためにも、大阪都構想を必ず実現しなければならないのです。
更新:11月21日 00:05