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Voice » 政治・外交 » 古森義久&ジェイソン・モーガン なぜ慰安婦問題に対する対日批判が後退しているのか » 画像1 枚目
政治・外交
2015年07月05日 公開 2024年12月16日 更新
古森義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員),ジェイソン・モーガン(フルブライト研究者・ウィスコンシン大学大学院)
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ロシアのクリミア併合に刺激されたのか、中国が海洋支配を本格化させている。南シナ海で7つの岩礁を埋め立て、人工島を建設し、すでに滑走路まで確認されている。「中華民族の復興」を掲げる習近平国家主席は、アメリカの一極支配に正面から挑んでいるようだ。日米豪は足並みを揃え、南シナ海の中国に対峙しようとしているが、韓国は「反日」「歴史戦」に引きずられ中国と共闘している。そのうえ、韓国は経済的にも中国に飲み込まれようとしている。 こうした東アジア情勢を象徴的に「日米vs中韓」とし、総力特集を組んだ。中西輝政氏は安倍総理の米議会上下両院合同会議における演説を日本の針路を示す歴史的な意義があると評価し、「メディアの論評で言及されていない重要なメッセージが数多く含まれている」という。同じ文脈で屋山太郎氏は、福沢諭吉の「脱亜論」を取り上げ、「東亜の悪友」と離れるときではないかと説く。6月22日は日韓基本条約の締結からちょうど50年である。ところが、日韓関係は最悪の状態。拳骨拓史氏は、日本は韓国にあえて冷淡であれといい、黒田勝弘氏は韓国の歴史外交の失敗を指摘する。古森義久氏とジェイソン・モーガン氏は、アメリカの歴史学会は「歴史修正主義」というレッテルを貼り、ファクト(事実)を真面目に議論していないと断じる。 巻頭では、小浜逸郎氏、三橋貴明氏、中野剛志氏による鼎談を行なった。アメリカ主導のグローバリズムの限界、さらにEUやAIIBの動向などについて論じた。今月はFIFA女子ワールドカップ(W杯)カナダ2015が開幕する。キャプテンとしてチームを率いる宮間あや選手に現在の心境を聞いた。澤選手から「日の丸が付いたユニフォームを身に着ける意味とプライドを、チームの誰よりも強く意識しないといけない」と、アドバイスされたエピソードが胸を打つ。試合観戦の前に、ぜひ読んでいただきたいインタビューだ。
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更新:04月07日 00:05
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