『日本外史』は反徳川の書物ではない...吉田松陰が陥った“推論の罠” 山内昌之(東京大学名誉教授) 『日本外史』は反徳川の書物ではない...吉田松陰が陥った“推論の罠” 山内昌之(東京大学名誉教授) 頼山陽の『日本外史』は司馬?太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰の読み方には大きな問題があったと言わざるをえない。松陰の読み方は、古代のギリシア...