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今だから話そう、大震災のあの時あの現場

2009年11月11日 公開
2022年12月08日 更新

熊谷哲(政策シンクタンクPHP総研主席研究員)

 

【第26回(最終回)】私は闘い続ける (公開日:2014/06/26)

【第25回】お前は家があるのだから帰れ (公開日:2014/06/11)

【第24回】なんで内閣府の人が来たんですか (公開日:2014/05/30)

【第23回】押し寄せるNPO、ボランティア (公開日:2014/05/19)

【第22回】良かれと思っての行動も  (公開日:2014/05/14)

【第21回】釜石に現地対策室を移して欲しい (公開日:2014/05/09)

【第20回】一日も早く再建したいのに (公開日:2014/05/01)

【第19回】 政務官、これが現場の実態です (公開日:2014/04/18)

【第18回】 避難所に泊まり込んでの一日 (公開日:2014/04/9)

【第17回】 まったく不条理な県教委だ (公開日:2014/03/26)

【第16回】 ついにきてしまった最大余震 (公開日:2014/03/20)

【第15回】 小さな現場ほど深刻なんだ (公開日:2014/03/10)

【第14回】 何とかならないものですかね (公開日:2014/02/27)

【第13回】 一本松を見て何がわかるんだ (公開日:2014/02/12)

【第12回】 あんたにだけ、あんたになら (公開日:2014/02/06)

【第11回】 あちこちにミスマッチがある (公開日:2014/01/28)

【第10回】 あんたは何を言ってるんだ (公開日:2014/01/21)

【第9回】 泣いている暇はない (公開日:2014/01/14)

【第8回】 ようやくの発令、そして岩手へ (公開日:2014/01/06)

【第7回】 もう市長には連絡してあるから (公開日:2013/12/24)

【第6回】 君、現地に行ってくれるか (公開日:2013/12/16)

【第5回】 やっぱり現地に行かせてもらおう(公開日:2013/12/09)

【第4回】 みんな無事だから、大丈夫だから(公開日:2013/12/02)

【第3回】 現地に向かうヘリに僕を乗せて欲しい(公開日:2013/11/26)

【第2回】 この惨状は、覚悟しなくてはいけないのか (公開日:2013/11/18)

【第1回】 この地震はまずい、頼むから逃げていてくれ(公開日:2013/11/11)

 

<連載を始めるにあたって/熊谷哲>

 私は、内閣府に在職しているときに東日本大震災に直面し、大津波の被災地出身であることから特命を受け、2か月間現地に派遣されました。当時としては政府職員として最も長期の派遣であり、また三陸沿岸に常駐するほぼ唯一の現地対策本部要員でもありました。

 あれから約2年半。大震災の記憶が風化し始めているのではないかという懸念の一方で、復興のあり方もまた問い直されています。ならば、当時の記憶を呼び起こし、まさに現場で起きていたことを振り返ることで、現在の政策対応に、これからのまちづくりや防災に生かせるものがあるのではないだろうか。その思いから、当時の私の視覚に入っていたことを、経験した事実そのままに、ここに記録することにしました。

 元になるのは、官邸および被災者生活支援特別対策本部に現地から送り続けた「熊谷ペーパー」。あの時、あの地域、あの現場で起きていたことを、少しでも感じていただけましたら幸いです。

研究員プロフィール:熊谷 哲☆外部リンク

 

 


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